見る前に書け!

見た後も書く

映画『ヘルウィン』を見た!

渋谷ハロウィンが規制された今年。ハロウィンに因んで、この映画を観賞。

『ヘルウィン』

トリック オア トリート?
見る前

ハロウィンを題材にしたホラーは沢山あるけど、これはそこそこ最近の映画だし評判もまあまあ良さそうなので選んでみた。暇つぶしにはもってこいかな?

あらすじ

若者達のハロウィンパーティで殺人事件が発生。犯人のパトリック(通称・トリック)は拘束されるも、被害者の抵抗で受けた刺し傷の治療中に脱走。刑事のデンバーらに撃たれ病院の窓から転落するも、その場から忽然と消えてしまう。それ以来、毎年ハロウィンになると同じような手口の無差別殺人事件が発生。トリックは不死身の殺人鬼として恐れられ、ネットでは狂信的なファンまで現れるようになる。そして今年もハロウィンがやってくる…。

見た後

ふむう。可もなく不可もなく、といったとこかな。ちゃんと面白かったとこもあるし、腑に落ちないとこもあった。

スラッシャーホラーの見所はいかに鮮やかな残酷描写を見せられるかだと思っていて、その点でこの『ヘルウィン』はナイフで刺すだけでなく、ワイヤーで首や指を跳ね飛ばしたり、墓石で頭を潰したりと、なかなかに酷いことをしている。80年代のホラー映画であればそれとお色気要素があれば合格点が貰えるだろう。ただこれは2019年の映画なので、それだけではちょっと物足りない。

そうなると必然的に見所は、本家『ハロウィン』のマイケル・マイヤーズのような不死身の殺人鬼・トリックの正体や目的、不死身の理由という部分になるが、正直ここが整合性という面でもインパクトという面でもちょっと弱く感じた。アッと言わせる展開を持ってくるか、勢いとパワーで押し切るか、どっちにも振り切らない感じがむず痒かったな。

ホラーは玉石混交が激しいジャンルで、その中で言えばよく出来てる方だとは思うけど、あともう一歩つくり込まれていたら良かった。